投稿リポート 日本舞踊体験で
日本文化の神髄を知ろう

日本舞踊体験で日本文化の神髄を知ろう

下関西ライオンズクラブ(30人)はこのコロナ禍の中、ライオンズとして何に取り組むべきかを自問し、下関市立大学との協働事業を実施することにした。下関市立大学に在学中の留学生と、今後海外留学を希望する日本人の学生を対象に、「日本文化の神髄を知ろう」をテーマに据えた活動だ。日本文化に触れることで、外国人留学生には日本への理解を深めると同時に生活習慣にも早く慣れてもらうこと、また諸外国へ出向く日本人学生には母国の伝統文化等を知り、海外で質問された時などにうまくそれを伝えてほしいという願いを込めた。

今年1月にはウェブ会議システムを使用し、貸衣装業を営む当クラブ・メンバーから和服の由来や振袖の意味するところなどを参加留学生に説明したり、代表の男女2人に紋付き袴(はかま)と振袖の着付けを行い、お宮に参拝する際の作法を体験してもらったりといった活動をした。

そして11月7日、満を持しての対面での実施。参加者を公募したところ12人の応募があった。当日は下関邦舞連盟所属の花柳流名取の先生方に協力いただき、紋付き袴や振袖の着付け、和服を身に着けた時の立ち居振る舞い等について指導を受けた後、山形県民謡「花笠音頭」の踊りを教わり、我々ライオンズ・メンバーも一緒に踊って交流を深めた。

大学側からは、留学生たちは今後もこうした活動への参加を希望していると聞く。当クラブでは今後も意思疎通を図りながら、日本文化を伝える事業を継続していきたいと考えている。
 
2022.12更新(会長/林眞一郎)