国際財団視力回復にかけた20年

視力回復にかけた20年

5歳の少女ブレイジーは、学校で文字や物を認識するのに苦労していた。しかしライオンズクラブ国際財団(LCIF)とジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンが共同で設立したサイト・フォー・キッズ・プログラムを通じて新しい眼鏡を手に入れ、物がはっきりと見えるようになった。ブレイシーの母親は経済的な理由で娘を眼科に連れて行くことが出来なかったため、このプログラムで提供された無料の視力検査と眼鏡は本当にありがたかったと話す。ブレイジーのケースはほんの一例に過ぎない。サイト・フォー・キッズ・プログラムは学校をベースに展開される世界最大級の眼科治療プログラムで、過去20年間で世界中で4200万人以上の子どもたちを支援してきた。

LCIFとジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンは2002年にパートナーシップを結び、全ての子どもたちが質の高い眼科治療を平等に受けられるよう、必要な手段を地域社会に提供するプログラムをスタートさせた。資金の乏しい学校や十分な福祉サービスが受けられない地域で、ライオンズのボランティアと眼科医療の専門家が動員され、視力検査や眼鏡の配布、特別な治療支援まで包括的な眼科医療サービスを子どもたちに提供している。

またアジアやアフリカの学校では、教師を対象に視力検査や目の症状の一般的な確認方法などのトレーニングを実施している。学校で目に問題が見つかった児童は医師の診察を受け、眼鏡や必要な治療を提供される。世界中で毎年300万人以上が参加しており、近年ではインド、ケニア、フィリピン、タイ、アメリカなどで実施された。

ジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョンケアカンパニー・グループのピーター・メンジウソ会長は次のように述べている。
「私たちはLCIFと共にこの20年間に信じられないほど強力なプログラムを作り上げ、毎年何百万人もの子どもたちに提供してきました。ライオンズの目の健康に対する情熱に感謝しています。眼科医療従事者、学校、地方自治体、地域社会の人々と協力して、出来るだけ多くの子どもたちが眼科医療サービスを受けられるように取り組む彼らの姿勢を称賛します。これからも共に、世界中の子どもたちと地域社会の生活に具体的な変化をもたらしていきたいと思います」

サイト・フォー・キッズ・プログラムは、早期診断、治療を支援する。そしてその結果、子どもたちの教育や将来の成功に大きな影響を与える。目の治療を受けられないままで学校生活を送る子どもたちは、学習の遅れや生活の質の低下、更には失明の危険にもさらされる。このプログラムのメンバーであるインドのフレディ・サイモン眼科医は、治療する子どもたちから刺激を受けていると話す。
「私は大人も子どもも診ますが、子どものこれからの長い人生を思うと、大人に対する治療よりも満足度が少し高いかもしれません。子どもたちの視力が回復することで、彼らの未来を変え、人生の足がかりになることが出来るのですから」

サイモン医師のような眼科医や世界中のライオンズ、教師、ジョンソン・エンド・ジョンソン・ビジョン、LCIF、そして全ての人の献身的な努力のおかげで、4200万人以上の子どもたちがより良い未来を手に入れるチャンスを与えられた。ジュンヨル・チョイ元LCIF理事長は言う。
「視力は特権ではありません。地域社会、ひいては世界中の子どもたち一人ひとりに与えられた権利です。このプログラムが今後20年間、そしてそれ以降も与える影響を考えると楽しみでなりません」

サイト・フォー・キッズ・プログラムの20年間の成果
・世界中で4200万人以上の子どもたちに視力検査を提供
・毎年300万人以上の子どもを対象に実施
・60万人以上の子どもに眼鏡の提供や専門的な治療機関を紹介
・20万人以上の教師に、目の健康に関する教育、視力検査や目の症状確認を行う方法をトレーニング

2022.08更新