活動報告頻発する自然災害
つながる支援の重要性

頻発する自然災害 つながる支援の重要性

1977年に結成した明石魚住ライオンズクラブ(16人)は、95年の阪神・淡路大震災以降、アラート(災害支援)活動をメイン事業として取り組み、2011年の東日本大震災を経て、近年は毎年のように発生する地震や台風、豪雨被害といった自然災害の被災地での支援活動に力を注いでいる。その活動資金をイベントなどへの出店で集めることから、「明石魚住テキヤクラブ」とも呼ばれている。販売するメニューはたこ焼き、焼きそば、フランクフルト、から揚げ、たい焼き、フライドポテト等々。食品衛生責任者を置いているクラブは珍しいのではないだろうか。今期は、明石公園で開催されたエコライフのためのイベント・ロハスミーツ明石に、21年11月23~24日と5月3~5日の計5日間出店した。例年ならば他にも出店するのだが、残念ながらコロナ禍により多くのイベントが中止となってしまった。

クラブ・メンバーは明石市内だけにとどまらず、北海道、茨城、東京、大阪、兵庫と、全国から志を同じくする者が集う。手前みそではあるが精鋭ぞろいで、さながら小説『水滸伝(すいこでん)』の舞台・梁山泊(りょうざんぱく)のようだと自負している。近年のアラート活動としては、18年の平成30年7月豪雨(西日本豪雨)、同年9月の北海道胆振東部地震、翌年に佐賀県、福岡県、長崎県を中心とする九州北部で発生した令和元年8月の前線に伴う大雨、同年10月に宮城県丸森町などが大きな被害を受けた令和元年台風19号、熊本県を中心に日本各地で発生した令和2年7月豪雨、そして21年8月には再び佐賀県武雄市を襲った豪雨と、毎年起こる自然災害に際して、被災者支援並びにボランティア支援等を行ってきた。

当クラブの特徴の一つに、長年アラート活動を続けるうちに生まれた日本全国のライオンズクラブとのつながりがある。5月14日に開催された明石魚住ライオンズクラブ認証45周年式典にも、北は北海道から南は熊本県まで、全国各地のクラブから多くのメンバーがお祝いに駆け付けてくれた。更に個人的なアラート活動を通じて交流があったメンバーとも西明石の地で再会し、コロナ禍で自由に交流出来なかった時間を埋めるように久々に語らい、地区を越えて友情を深めた。

また当クラブは東日本大震災以来今日まで多くの災害支援活動を共に行ってきた、北海道・黒松内ライオンズクラブ、青森ZEROライオンズクラブ、茨城県・水戸葵ライオンズクラブ、岡山みらいライオンズクラブ、佐賀県・武雄ライオンズクラブと友好クラブの締結をしている。この度の式典では、新たに福岡大名ライオンズクラブと締結。またこの機に青森ZEROと福岡大名の両クラブも友好クラブの協定を結んだ。こうしたクラブ同士、メンバー同士のつながりはより強固な絆となり、有事の際に被災地への迅速で適切な支援活動に結び付くだろう。
   
毎年、日本のどこかで必ず起こる自然災害。アラートはライオンズクラブの奉仕活動の中でも今後ますます必要とされると共に、所属地区の境界線を越えて全国の仲間をつなげる活動だと言える。確かに酷暑の夏、極寒の冬の活動はつらい時もある。しかし、皆が厳しい環境下に飛び込まなくてはいけないわけではない。可能な人が前線に立ち、同時に後方支援をする人がいるからこそ成り立つものだ。全国のライオンズ・メンバーの皆さんに、今後ともアラート活動への理解と協力をお願いする次第である。
 
2022.06更新(会長/藤之原美津子)