投稿リポート 生活困窮者のため
総額1000万円を寄付

生活困窮者のため総額1000万円を寄付

仙台ライオンズクラブ(服部耕三会長/48人)は11月24日、宮城県内で生活困難者やひとり親世帯などを支援している13の福祉支援活動団体に対し、総額1000万円を寄付した。これまでも当クラブでは犯罪被害者団体やフードバンク等に支援金や食料物資などを寄付してきたが、一度にこれほど多額の寄付をしたのは初めてのことだ。

この事業はコロナ禍で真に困っている人を助けたいというクラブ・メンバーの提案が発端。執行部が宮城県の福祉課や仙台市の健康福祉局と連携しつつ、各福祉団体からの応募を受け付けた。真に困っている人に届く活動をしているかを中心に、応募いただいた諸団体の事業内容を精査。約4カ月かけて、寄付先を選定した。路上生活者に対して炊き出し、簡易住宅やシャワーブースの提供などを行う団体や、子ども食堂や大人食堂の運営団体、障がい者支援や独居老人の見守り活動に従事する団体、外国人技能実習生の生活困窮者を支援する団体など多岐にわたっている。

支援金を受け取った団体の代表者からは「これから寒い冬を迎え、特に官公庁や病院が休みとなる年末年始は、セーフティーネットも十分に機能しない。頂いた寄付金は早速、生活困難者の越冬支援(暖かい食事の提供や使い捨てカイロ、防寒着や長靴などの購入)などに役立てたい」と多くの感謝の言葉が寄せられた。

当クラブでは今後も「ウィ・サーブの精神」にのっとり、十分に新型コロナの感染対策をしながら、町の清掃活動を始め障がい者支援事業や青少年育成事業など、さまざまな奉仕活動を継続実施していきたい。

(幹事/井上規夫)