国際財団アフリカの小児がんと闘う
パートナーシップ事業

アフリカの小児がんと闘うパートナーシップ事業

ライオンズクラブ国際財団(LCIF)と、テキサス小児病院並びにベイラー医科大学のプログラムである「グローバルホープ(Hematology-Oncology Pediatric Excellence:血液腫瘍小児科エクセレンス)」は、サハラ砂漠以南のアフリカでの小児がん患者の生存率の向上を目的とした、新たなパートナーシップを締結した。

小児がん患者の80%近くは低・中所得国に暮らしている。カナダ、アメリカ、日本など比較的所得の高い国では、小児がん患者の80%以上ががんを克服しているが、低・中所得国ではわずか10%に過ぎない。薬剤や治療へのアクセスの向上、医療提供者の養成、施設や技術の改善、社会文化的障壁への取り組みなどを実現して小児がんの世界的な生存率を高めるには、多くの仕事が残されている。

2017年に始まったグローバルホープは大きな変化をもたらすイニシアチブで、小児がん患者の標準治療を改善している。LCIF理事会は、19年にLCIFとグローバルホープの2年間にわたる戦略的パートナーシップを締結。その目的は、ウガンダ、マラウイ、ボツワナにおいて、がんと血液疾患の子どもたちを治療し、予後を劇的に改善出来るような能力を養うことだ。このパートナーシップにより、治療に必要な総合ケアを提供出来るよう、この地域の医療インフラが強化される。

グローバルホープの代表を務めるデイビッド・ポプラック医師は言う。
「サハラ以南のアフリカでがんと血液疾患の子どもたちを治療し、予後を劇的に改善することを目指す私たちの闘いにおいて、LCIFの協力はとてもありがたい。私たちのプログラムを拡大させるためには、こうした協力関係が非常に重要です。LCIFとの連携によってプログラムの影響力が増大することを期待しています」

パートナーシップには以下の三つの要素がある。
1. LCIFが2年間にわたり200万ドルの資金援助を行い、グローバルホープの活動拠点におけるインフラ・能力強化事業を支援する
2. 現地のライオンズがそれぞれの国内でグローバルホープの活動に参加する
3. 新たなパートナーシップの追加によるプロジェクトの拡大を図り、資金獲得活動を共同で展開する

2021.01更新(文/エリック・ブライラ、ベンジャミン・フトランスキー)