投稿リポート 楽しくておいしい
落花生の栽培・収穫事業

楽しくておいしい落花生の栽培・収穫事業

稲築ライオンズクラブ(田中早人会長/37人)が実施する落花生収穫事業は、落花生の栽培を通してクラブ会員の親睦を図り、収穫時には地域の幼稚園を招いて一緒に作業し、園児たちに食べ物のありがたみや自然の尊さを学んでもらおうというものだ。

4月25日、種まき。会員の事業所に午前10時に十数人が集合。落花生の殻を割って種を取り出し、育苗ポットに土と種を入れる。会員の中には農作業は初めてという人もいて、みんなで和気あいあいと作業に取り組み、約100個の育苗ポットが出来上がった。この後、発芽から苗になるまでの水やり等の管理は、今回作業場所を提供してくれた会員の事業所に担当してもらうことになった。

6月6日、同事業所に午後4時に集合。事業所敷地内にある畑を借りて、苗の植え付け作業を行った。落花生栽培の経験者が植える間隔などを指導し、参加した会員は楽しく作業を進め約1時間で終了した。畑の管理は引き続き会員の事業所にお願いした。

9月25日、落花生の収穫の日を迎えた。事前に地域の幼稚園に声を掛けていたのだが、8月下旬に落花生の葉の部分を鹿に食べられた影響で実のなりが少なそうなことと、新型コロナウイルス感染防止のために、今回は園児との共同作業は中止し会員のみで収穫することにした。作業自体は特に難しいことはなく、スコップで掘り起こし苗を引き上げると土の中から落花生が出てくるので手でもぎ取っていく。鹿の食害に遭ったにもかかわらず思った以上に実が付いていて、作業を行う会員からは笑顔があふれていた。

幼稚園に配る程の量はなかったので、収穫した落花生はクラブの例会で試食した。収穫時期でしか味わえない塩ゆでしたもので、豆は柔らかくて甘みがありとてもおいしかった。来年こそ、園児と一緒に収穫作業が出来ることを楽しみにしている。

2020.10更新(幹事/篠原信明)