ニュースラスベガス国際大会
7月3日ハイライト

ラスベガス国際大会 7月3日ハイライト

●最終日総会(閉会式)

大会最終日の閉会式は、「ミスター・ラスベガス」の異名を持つ歌手のウェイン・ニュートンのステージで始まり、人道主義大賞の授与式、グドラン・イングバドター新国際会長(アイスランド・ガルザバイル)の就任式と地区ガバナー宣誓式が行われた。出席者は初めて誕生した女性国際会長就任の歴史的な瞬間に立ち会った。

人道主義大賞の受賞者は、アポロ病院グループの創設者で会長のプラサップ・C・レディ博士。同病院はインド東部チェンナイに拠点を置くインド最大規模の病院グループで、医療だけでなく女性の地位向上や教育にも力を注ぎ、人々の生活の向上に貢献。インドのライオンズとの共同事業にも取り組んでいる。授賞式を欠席したレディ博士はビデオ・メッセージで、インドだけでなく世界中のライオンズと協力していきたいと話した。

新国際会長の就任式は、歴代国際会長が見守る中で行われるのが恒例。男性ばかりの元国際会長が居並ぶ中、就任の宣誓に続いてアガワル国際会長から国際会長の指輪と槌を受け継ぎ、初の女性国際会長、グドラン・イングバドター新国際会長が誕生した。イングバドター新国際会長は就任直後のスピーチで国際協会創設以来の歩みを振り返り、1987年に女性の入会が認められ、今日また新たなページが開かれたと高らかに宣言。ライオンズに新たな風を吹かせ、地平線の向こうにある新たな奉仕の世界を目指そうと呼び掛けた。

今大会の代議員数は4,319人。代議員投票の結果、2018〜20年国際理事17人が選出され、日本からは安澤莊一国際理事(福島県・白河小峰ライオンズクラブ)が就任。国際会則及び付則の改正案4項は全て可決された。

新年度からスタートするLCIFのキャンペーン100(ワンハンドレッド)は、3年間で3億ドルの資金を集めることを目標とする、これまでで最も野心的な資金獲得キャンペーンだ。これにより糖尿病、災害、視力、人道支援、食料支援、小児がん、環境、青少年の分野で奉仕をより強力に拡充していく。キャンペーン100の委員長を務める山田實紘元国際会長は、世界中の全ての会員が年に1人100ドルの献金に協力するよう訴えた。壇上ではキャンペーンに大きな貢献を果たした大口献金者の紹介が行われた。

閉会式の最後は、2018-19年度地区ガバナーの就任式。就任の宣誓と共に、大会直前の地区ガバナー・エレクト・セミナーから胸に付けていた地区ガバナーのネームプレートから”ELECT(エレクト)”のリボンが外され、新たな年度がスタートした。

「ミスター・ラスベガス」ウェイン・ニュートン
人道主義大賞授与式。受賞したレディ博士に代わりアポロ病院事務総長のアショク・バジパイ氏がライオン像を受け取った
女性初の国際会長、グドラン・イングバドター新国際会長が就任
就任後のスピーチを行うイングバドター新国際会長
LCIFキャンペーン100への協力を呼び掛ける山田實紘委員長
地区ガバナー就任式

●初の女性国際会長と母国アイスランド

イングバドター新国際会長は、1992年にガルザバイヤル・エイク ライオンズクラブに入会、2010~12年国際理事を務め、2017年福岡国際大会で国際第2副会長に選出された。イングバドター新国際会長は、アイスランド大学生涯教育研究所の副所長。夫はヨン・ソルスティンソン元国際理事(1999~2001年)。

新国際会長の母国アイスランドは人口34万8580人(2017年12月/アイスランド統計局)。面積10.3万平方kmと北海道よりやや大きく、日本と同様に火山と温泉が多い。国内には二つの準地区があり、38クラブに2,204人の会員を擁する(2018年5月末)。北欧の小さな島国ながら、この国から初の女性国際会長が誕生したのには、納得のいく理由がある。国会議員のほぼ半数を女性が占め、世界経済フォーラムによる男女平等に関する調査で第1位という、男女平等、女性の社会参画の最先端を歩む国なのだ。グドラン新国際会長のフランス語の教師だったというヴィグディス・フィンボガドゥティル前大統領は、世界初の民選の女性国家元首だ。

新国際会長の就任を祝うアイスランドのライオンズ
新国際会長ファミリー

2018.07更新(取材・写真/河村智子、井原一樹)

●2018-19年度新国際会長テーマ(PDF)

▼グドラン・イングバドダー新国際会長プロフィールビデオ(英語版/ライオンズクラブ国際協会公式Youtubeチャンネル 「2018-19 Lions Interanational President Gudrun Yngvadottir Biography」から)

▼グドラン・イングバドダー新国際会長テーマソング(英語版/ライオンズクラブ国際協会公式Youtubeチャンネル 「Sing With the Lions」から)