投稿リポート 2年連続カンボジアに
小学校寄贈

2年連続カンボジアに小学校寄贈

2017年5月25日、新津ライオンズクラブ(28人)がライオンズクラブ国際協会創設100周年記念レガシー・プロジェクトの一環として建設した、カンボジア・プレイベン州のパンクラッチ小学校で、開校式が開催された。同校は首都プノンペンから車で2時間ほどの場所にある。

引き続き2018年も、プノンペンから車で4時間ほど離れたコンポンスプー県オラル郡にロマンソー小学校を寄贈し、5月11日に開校式を行うことが出来た。

開校式は両校とも天候に恵まれ、来賓としてカンボジア王国駐在日本国大使館から参事官、書記官の2人が、カンボジア政府からは総務省副大臣、州知事が出席してくださった。学校長、子どもたち、父兄、地元住民らを合わせ総勢約1,000人以上が参加した開校式は、盛大かつ厳粛に挙行された。

訪問した2回とも我々新津ライオンズクラブ・メンバーは大使公邸に招待され、堀之内秀夫特命全権大使、参事官、書記官の皆様と歓談をさせて頂いた。カンボジアの現状について説明して頂き、またライオンズクラブのような民間組織がカンボジアにさまざまな支援をしていることに感謝とお礼の言葉も頂いた。我々は2019年にも小学校を1校寄贈する約束をした。

この事業の継続と成功は、新津ライオンズクラブの石川幸夫会員が「世界の恵まれない地域に小学校を作る」をテーマに、20年以上にわたり続けている活動からスタートした。石川会員はチャリティー・コンサートを開催し、その収益金で小学校を建設してきた。しかしそのチケットを販売するのも並大抵のことではない。そこで新津ライオンズクラブが協力し、事業を実現してきたのである。

私は2年間にわたりカンボジアでの学校建設事業に取り組み、現地も訪問した。貧しさの中にある子どもたちが勉強する時の目の輝きに接し、こう考えるようになった。世界では貧困、戦争、内戦、テロが後を絶たない。この解決策は教育にあると思う。経済大国日本に生まれ育った我々は、世界に目を向け、平和の実現に努力したい。今、困っているカンボジアの子どもたちに手を差し伸べ、彼らが大きくなった時、日本のライオンズクラブが建てた学校で学ぶことが出来て良かったと、思い出してもらえればと祈念する次第である。

2018.06更新(会長/内山五郎)