投稿リポート 手作りマスク100枚を
地元高齢者施設へ寄贈

手作りマスク100枚を地元高齢者施設へ寄贈

大内ライオンズクラブ(正木孝輝会長/19人)は高齢者福祉事業として、年間に二つの活動を行っている。一つは高齢者独り暮らしの集い、もう一つはチャリティー・グラウンドゴルフ大会だ。しかし今年は3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、予定していた奉仕活動のほとんどが中止や延期を求められることになった。本来であれば6月に行われるはずだったチャリティー・グラウンドゴルフ大会も中止となり、今年度下半期事業の見直しが必要とされた。

そこで正木会長が、独り暮らしの高齢者や大内地区のデイサービス利用者を対象に、会員が手作りしたマスクを社会福祉協議会大内支所を通じて寄贈してはどうだろうかと提案。私たちは4月上旬から約1カ月の時間を掛けてマスク作成に取り組んだ。これからの季節を考慮して夏向きの生地で作ることにし、材料を調達。地元の衣料店からは「ボランティア活動の手助けになれば」と、少ない在庫の中から晒(さらし)などを快く分けて頂き、目標のマスク100枚を仕上げることが出来た。例会では慣れない手作業でマスクを一枚一枚ラッピングし、新型コロナウイルスに対する注意喚起のメッセージカードを添えて完成させた。

5月14日、正木会長と阿部静雄幹事の2人が社会福祉協議会大内支所へ赴き、今野ひとみ所長に渡して寄贈した。今野所長からは、「温かい心の込もった手作りマスクを頂き感謝致します」とお礼の言葉を頂いた。

数日後、手作りマスクは地元の高齢者施設へ届けられた。岩谷地区にあるデイサービス高台苑施設利用者の皆さんからは、笑顔でピースサインをしている写真が、また上川地区のさつき苑施設利用者の皆さんからはガッツポーズで元気いっぱいの写真が、当クラブへ送られてきた。こうして高齢者の皆さんからの写真やメッセージを頂き、この活動の達成感を得ることが出来た。

当クラブは家族会員6人を含む会員19人で、決して大きなクラブではないが、地域と共に、地域に寄り添いながら活動の輪を広げている。今後も地域から必要とされる奉仕事業を模索しながら、大内ライオンズクラブらしく取り組んで、楽しく活動し、微力ながらも地域に貢献していきたいと思っている。そして仲間が増えることを期待したい。

2020.06更新(FWT・MC委員/阿部ルリ子)